前回までのあらすじ
ビジョンについてまとめようと思った理由は、海外の優れたCEOや会社のリーダーはビジョンを伝える能力が高いなと感じました。
そこでビジョンについてまとめることにしました。
ビジョンを達成するために8つのステップを上げました。
- ビジョンの明確化
- 目標の設定
- 行動計画の策定
- 優先順位の設定
- 情報収集と学習
- モチベーションの維持
- 挑戦への対処
- コミュニュケーションと協力
このステップを踏むことで自分のビジョンを知り行動に移すことができます。
ビジョン①で価値観を明確にする10個の質問を取り上げました。
ビジョン②では目標設定をする上で
1、具体的で達成可能な目標を設定すること
2、具体的なステップマイルストーンを設定すること
最低でもこの二つは押さえておくことが大事である。と書いた上でもっと詳しく知りたい人は
- 自己評価と目標の優先づけ
- 具体的な領域を選ぶ
- SMARTの設定
- 長期目標と短期目標の設定
この4つを考えるとより具体的で達成可能な目標が立てられる
ビジョン③行動計画の策定では
- ビジョン、目標の確認
- 現在地の確認
- マイルストーンの設定
- 目標達成に必要な行動の洗い出し
- 優先順位づけ
- SMARTに当てはめる
この流れで進めていきました。
ここまでが前回までのあらすじです。
優先順位の設定
ビジョンの明確化、目標の設定、行動計画の策定、それぞれのフェーズで優先順位という言葉が出てきたと思います。
それほど優先順位の設定は重要だということを意味しています。
人間は無意識に重要なものより緊急なものを選びやすい性質があります。
人間が進化の過程で緊急なことに意識が向くようになった理由は3つあります。
・危機への対処
人間は昔、野生で生活していました。
野生で生活していると、動物の襲撃や自然災害などから即座に逃げることが出来なければ生存することが出来ませんでした。
このような身の危険を感じたときに即座に逃げれるように緊急なものに意識が向きやすくなったと言われています。
・生存と競争
他の生物との生存競争で勝つために緊急なものに対して意識が向きやすくなったとも言われています。
厳しい生存競争の中で目の前の獲物を獲得し生存の確率を高めることが最重要課題でした。
・即時的な報酬
稲作が始まる前は食糧を計画的に作ることは出来ませんでした。
長期保存する方法もなかったため撮ってきた獲物はその日のうちに食べるというのが一般的でした。
そのため毎日新しい獲物を獲得する必要がありました。
危機への対処、生存と競争、即時的な報酬が必要だったため緊急なものに目が向きやすくなっているのです。
人間が未来予測が苦手なのもこれらの理由からだと考えられています。
無意識に緊急なことに意識が向きやすいのであれば、意識的に重要なものに対して意識を向ける必要があります。
そこで優先順位の設定が必要になってくるのです。
優先順位を設定して緊急なものに意識が向かないようにしましょう。
情報収集と学習
ビジョンを達成する上で、情報収集と学習はすごく重要になってきます。
現在の状況や市場のトレンドを知ることで適切な戦略を組むことが出来ます。
また新たなアイディアや課題の克服、変化への対応もしやすくなります。
ビジョンを達成するためには時代の流れに乗る必要が出てきます。
情報収集と学習をすることで変化にも対応できる柔軟な思考が手に入りますし、現状を多角的に見るようになれます。
情報収集と学習は欠かさず行っていきましょう。
モチベージョンの維持
ビジョンを達成する上でモチベージョンの維持は重要になります。
困難や障害の克服、継続的な努力、挫折への対処をするときにモチベーションは力になってくれます。
ただし、注意が必要です。
モチベーションにばかり頼りすぎてもダメだと最近は言われています。
その理由は、人の感情は長続きしないからです。
良くも悪くも元に戻ります。
家を買った喜び、好きな車を買えた喜びも長くは続きません。
なので感情に従う、モチベーションだけに頼るのは良くありません。
できるだけステップを小さくしてモチベーションのない時にも続けられる背景(コンテキスト)を作り習慣化していきましょう。
感情に頼るのは良くないと言われていますが、私は死生観を持つことである程度はモチベーションを引き出せると思っています。
人間の最大の恐怖は死ぬことです。
何をしていたとしても「死にたくない」が最優先事項として頭の中を乗っ取ります。
この死への恐怖を使って、毎日を大事に使うモチベーションが湧くようにします。
あの有名なスティーブ・ジョブズも死生観を持っていたと言われています。
彼は毎朝鏡の前で「もし今日が人生最後の日なら、自分は何をするだろうか?」と鏡に映る自分に問いかけていたと言われます。
毎日死について考えろとは言いませんが、定期的に死について考えることでやるべきことに時間と労力を使うモチベーションになります。
挑戦への対処
挑戦の対処とは、困難が発生したときに適切に対処することができる能力やアプローチのことを指します。
成功を掴めるのは挑戦したものだけです。
有名なサッカー選手のロベルトバッジョはこのような言葉を残しています。
「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持ったものだけだ」
有名なバスケットボール選手のマイケルジョーダンはこのような言葉を残しています。
「私は1回、2回、3回と何度も失敗しました。だからこそ成功できたのです。」
「失敗は成功の母。」
「9000回以上シュートを外し、300試合の勝負に敗れ、勝敗を決める最後のシュートを任されて26回も外した。人生で何度も失敗した。それが成功の理由だ」
これらの言葉を残しています。
成功するには多くの挑戦が必要であり、多くの挑戦には多くの失敗がつきものであり、誰よりも不快な感情や出来事と向き合い受け入れなければなりません。
もしその覚悟がなかったり、挑戦による不快な感情や出来事を受け入れたくないのであれば長いものに巻かれ方がいいでしょう。
それでも挑戦したい、成功したいと望むのであれば、挑戦回数を増やし、何回でも立ち上がるレジリエンスの高さを身につけましょう。
もし成功する確率が1%しかなかったとしても459回チャレンジすることができれば99%の確率で成功することになります。
机上の空論でしかないという人もいると思いますが、チャレンジ回数を増やすことで成功を掴む可能性が上がることは確かです。
チャレンジした後の対処の仕方も考えながらチャレンジの総数を増やしていきましょう。
コミュニュケーションと協力
ビジョンの達成には周囲の人々との協力が必要です。
コミュニュケーションを取ることでサポートを受けたりアイディアを共有したりすることができ、ビジョンの達成に一役買ってくれます。
ビジョンの達成に一役買ってくれるだけでなく、人間関係は幸福度とも相関が強く、良い人間関係はストレス軽減効果があります。
多様性を持ったコミュニティを作ることがチャンスを引き寄せる上でも必要になってきます。
まとめ
ビジョンについてのまとめは以上になります。
ビジョンを持ち行動を起こすことで目的地と現在地が明確になり、行動を起こすことが出来ます。
また、ビジョンがある時とない時では行動の迷いが減ります。
この行動の迷いが減り、毎日努力を積み重ねることが出来たら以前の自分より間違いなく進むことが出来ます。
努力しても成功するかどうかは予測できないというのが最新の科学者の見解ではありますが、以前の自分よりかは成長することもわかっています。
価値観を満たすことを成功と呼べるのであれば、ビジョンを設定し達成しようと努力をすること自体が成功と呼べるでしょう。
過去の自分より一歩でも成長できるように毎日取り組んでいきましょう。
もし社会で成功したいという方は、比較優位に立てる環境で勝負をするか今までにないもので自分がルールを作って勝負すると成功しやすくなります。
ご参考までに、、
最後までご覧いただきありがとうございました。